教員紹介

広瀬 愛 (Ai Hirose)

広瀬先生
研究分野
映像学(映画分野)
担当科目
映画表現論、映像編集・制作論、映像音楽論、メディア倫理、映像編集技術演習、映像制作技術演習
メッセージ
大好きなハリウッドスターの出ている新作映画を観る。連続ドラマの続きが気になる。格闘ゲームのオンライン対戦に熱くなる。道端で見つけた子猫の写メを友達に送る。私たちは日々当たり前のように映像を楽しんだり、映像を使ってコミュニケーションしたりしています。でも、あらためて考えてみると映像って結構不思議な存在です。実物は目の前にないのに、その「映された姿かたち」にどうして感情移入したり、その中で物語が語られていると思ったりするのでしょうか?道端の子猫の写メを見て、どうして送られた相手も同じようにかわいいと思ったりするのでしょうか?映像学はこんなことを考える分野です。私の授業では、この映像学を手がかりに、映像表現のしくみを解き明かします。
ゼミ
広瀬ゼミ
広瀬先生
広瀬先生
広瀬先生
プロフィール
1968年、広島県生まれ。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業。卒業制作で監督した映画作品が意外にも好評(某巨匠映画監督がほめてくれた!)だったためこれなら映画監督になれるかも!と自信満々に思い込み、自主制作を続けるも社会はそんなに甘くなかった。それなら一生映画のことを考えていられる研究者になってやろうと大学院に進み、2001年に日本大学大学院芸術学研究科博士後期課程芸術専攻を修了。日本大学芸術学部映画学科非常勤講師を経て、現職につきました。
論文・著書・受賞歴など
(論文)「松本俊夫の実験としての映画形式」「寺山修司の映画的実験—『審判』の場合」(西嶋憲生編『日本映画史叢書 第3巻 映像表現のオルタナティヴ』、森話社、2005)
(論文)「現代映画がはらむ表層性の陥穽」(芸術メディア研究会編『メディア・リテラシー』、静岡学術出版メディア新書、2008)
(論文)「現代アメリカ映画におけるヒーロー像の変化」『尚絅学院大学紀要』(第56集)
(評論)「生きる弥次喜多・彷徨う弥次喜多」『江古田文学』(第60号 特集しりあがり寿)
(制作)映画作品『架空の水槽』(16mm/モノクロ/15分・日本大学芸術学部映画学科監督コース実習制作作品)集英社ビジネスジャンプCINEMAだいすき映像大賞準グランプリ受賞。
映画作品『生命線』(16mm/カラー/30分・日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業制作作品)神奈川芸術祭第14回映像コンクール特別賞受賞
趣味・特技
洋書でミステリーを読むこと、歌舞伎を観ること
パワポでアート?!

映像編集技術演習の授業では、グループごとに人に伝えたいことをまとめ、それをもとにして映像作品を制作しています。その際、自分たちのグループの作品テーマを表現するためには、どのメディアを使ったら良いかということも同時に考えます。ビデオを使って動画にするか、写真を使ってスライド・ショーで見せるか、編集ソフトを使って静止画をモンタージュするか、ことばは音声で用いるか、画面内に示すかといった表現方法とテーマとの関係を考えていくうちに各グループからはいろいろなおもしろい試みが生まれました。その中には、本来はビジネスプレゼンテーション向けのPowerPointをフル活用したものもあります。既存のメディアをマニュアルどおりに使いこなして、その範囲内で受け手に馴染みのいいものを提供するのが昨今の映像表現の風潮ですが、メディアの使い方を自分の発想で生み出していくのも独創的な映像表現の第一歩なのです。